介護職を目指すなら専門学校は絶対に行くべき?

介護職を目指すなら専門学校は絶対に行くべき?

介護職に就くなら専門学校で学ぶのが絶対条件と言われていますが、すべての介護関係の仕事に就いている人が専門学校を卒業しているわけではありません。
しかし、学校で介護の勉強をするのはメリットが大きいのも事実です。
学校で学ぶメリットとして、介護の資格を早期に取得できる点が挙げられます。
専門的な介助作業に従事するなら専門の資格は必須ですが、働きながら勉強も行うのは決して容易ではありません。
その点、学生なら勉強に専念できるので、働きながら学ぶ人よりも勉強に打ち込む時間を多く得られる分、有利と言えるでしょう。
また、学校では実技講習もあるので、知識だけの頭でっかちになる心配がありません。
正しい方法で実技を行うので、独学にありがちな誤った知識による重大なトラブルに至るリスクがほとんどないと言えます。
学校によっては卒業後の就職についてサポートしてくれる所もあるので、即戦力として介護の現場で活躍できるでしょう。

介護福祉士の専門学校の学費相場と奨学金制度

専門学校は、文字通り専門分野の知識と技術を身に着けることを目的とした学校になります。
高齢化社会に伴って重要が増加傾向にある、介護福祉関連の学費相場は100万円前後です。
主な内訳は、入学金10万円前後、授業料と実習費が70万円前後、設備やその他で20万円程度となっています。
一般的な専門学校の平均相場200万円の約半分とはいえ、簡単に用意できる金額ではありません。
保護者に頼らず自分の力で学校に通いたいと考える人に適しているのが、奨学金制度です。
介護系の学校で利用できる奨学金制度は、給付と貸与の2種類になります。
給付は全額負担してもらえる上に、返済する必要がありません。
貸与は月々無理のない範囲で返済していく形です。
大学と同様に事前の審査を受けて、適性と認められて初めて利用できます。
介護系は学校に通う目的、将来目指す方向性など、面接で自分の気持ちを明確な理由を伝えるように準備しておくことが合格の秘訣です。

著者:赤田美雄

筆者プロフィール

千葉県我孫子市生まれ。
介護の専門学校を卒業し、介護福祉士の資格を取得。
介護専門学校について情報をまとめました。